
大阪府能勢町で就農6年目を迎える安田ふぁーむは、地域住民やファンと構想を練り上げたブランド米『うちの子てっぺん』を商品化し、9月1日(月)より予約受付を開始する。『うちの子てっぺん』は、子どもたちの健やかな成長を願う想いを込めるとともに、能勢町において農家の後継者となり、美しい里山の景観を守ることを目指している。
能勢町産のブランド米『うちの子てっぺん』

『うちの子てっぺん』は、“農薬や化学肥料を使わない”有機栽培米だ。有機栽培米は生産者にかかる労力や栽培の難しさからほとんど出回らず、日本の米の総生産量のうち0.1〜0.6%のみと言われている。
構想段階から地域住民や安田ふぁーむのファンを招いたワークショップを開催し、食卓での理想のお米のあり方や能勢の米づくりへの期待を語り合い、商品名やコンセプトを形づくってきた。“消費者と生産者が一緒に育てたブランド米”として、能勢町産ならではの新しい価値を届ける。
また、『うちの子てっぺん』というブランド名には、“日本の未来を担う子どもたちの健やかな成長を、日々の食卓から支えたい”という願いが込められている。
特別な日のSS級品である『うちの子てっぺん「笑」-Sho-』は、無肥料無農薬の自然栽培米。

うちの子てっぺん「笑」-Sho-
『うちの子てっぺん「健」-Ken-』は、有機JAS基準で育てられている。

うちの子てっぺん「健」-Ken-
『うちの子てっぺん「氣」-Ki-』は、有機栽培で普段使いのA級品。たくさん食べて、元氣で逞しく育ってほしいという願いが込められている。

うちの子てっぺん「氣」-Ki-
それぞれ玄米と白米での展開で内容量は5kg・10kg・30kg、公式オンラインショップから購入できる。なお、価格は公式オンラインショップでチェックしてほしい。
能勢町の暮らしと景観を未来へつなぐ取り組み

大阪府内でありながら日本の原風景が残る能勢町は、山間に広がる田園や山の斜面に開かれた棚田が美しく、多くの人が訪れる観光地だ。近年は外国人も訪れるようになる一方、少子高齢化などの理由で人口は9,000人を切り、過去には「消滅可能性都市」のひとつとして名前が上がったこともある。
離農する農家が急激に増えるが若手の農家は依然として少なく、今後、農業の担い手不足に直面することが予想されている。『うちの子てっぺん』を能勢の地域ブランドとして育て、収益の一部は後継ぎのいない水田を引き受けるための基盤づくりや里山の美しい風景を維持する活動に使われる。
地域アーティストとのコラボも

『うちの子てっぺん』のパッケージデザインは、能勢町在住の紙芝居屋「だんまる」が担当。能勢の豊かな自然と温かな人々に囲まれて育つ子どもたちの姿を描き、ブランドの想いを表現している。


温もりのあるデザインは、贈答品や記念の品としても喜ばれる仕様だ。
安田ふぁーむについて

安田ふぁーむ代表・安田 翔(やすだ しょう)さん
安田ふぁーむの代表・安田 翔(やすだ しょう)さんは、海上自衛隊・農業資材の営業を経て、地元の大阪で2020年4月に農業をはじめた。「心と身体の健康」と「地域課題の解決」を事業テーマとし、米づくりだけでなく、ゲストハウスやトレーニングジムなど、さまざまな事業に挑戦するハイブリッド農家だ。
「能勢で新規就農して6年。農業を続ける中で、この地域の美しい田んぼのある風景が将来どうなるのか、強い危機感を抱き、“子どもの健やかな成長と里山の未来を守るお米づくり”を決意しました。『うちの子てっぺん』を通じて、食卓に笑顔を届け、能勢町の美しい田園風景を次世代につなげていきたいです。」とのこと。
子どもの健やかな成長と里山の未来を守る『うちの子てっぺん』をぜひ味わってみては。
商品詳細:https://yasuda-farm.studio.site
安田ふぁーむHP:https://yasuda-farm.jp
(erika)